エブリシングエブリウェアオールアットワンス(劇場IMAX)

アカデミー賞西部戦線異状なしとともにかっさらっていったエブエブをみたお。

 

だいたい映画って一回じゃなんも理解できないし、めちゃ視覚に残ったシーンだけ覚えてておしまいで、考察する人(作者はそこまで考えてないと思う定期)はすごい視聴力だなあ。と思う。

一回目なんて、①リピートしたいか②すごかったかすごくなかったか③音楽、音響がいいか

しか判断できない。

音楽、音響については今まで気に入った映画を見てるとずいぶん音楽がいいとか音響が◎みたいなとこで判断してるようなので。

 

 

エブエブは……①リピートしない②すごかった(ビジュアル)③音楽は特によかったとかなし

だった。

 

内容は、

コインランドリー屋を営む中国系アメリカ人夫婦が確定申告に行って税務署の職員と必要経費についてもめ、「変なこと」をしてマルチバースに飛んで他の世界の自分が持つ能力で、オヤジと旦那と一緒にメンタル崩壊した無敵の実娘&税務署の職員(&オヤジ)と戦うみたいな、なんかごちゃごちゃしたストーリーだった。

もうこれTwitterでよくあるマンガみたいな……

理解のある彼くんと結婚したヒステリー女が確定申告の最終日に税務署とも、言うこと聞かない娘ともトラブって、毒親で疎遠だった父親も同じ時期に家にくるし、全てが敵に見えて癇癪起こして、最終的に理解のある彼くんがなだめてるやつじゃん……。???……??うーん?🤔

なんか彼くん中国語しかほぼしゃべらんのと、「優しいだけ」だから、主人公の中華系女は彼君見下してるっぽいし…

 

 

マルチバースに飛ぶときとか、もろ「パプリカ」感すごいし(「パプリカ」はめっちゃ好き。)

マルチバースに行くためにやる「変なこと」もなんかもろアナルプラグみたいなさ~トロフィー生尻につっこんだりとかさー…そこまでしなくてよくない?アナルプラグなんて見たくないよね?

やってることのしょうもなさはクレヨンしんちゃん並なんだからもうケツだけ歩きとかぞうさんとかでよくない?(クレヨンしんちゃんも本当に好き)

で、最後は「コラしんのすけ!みさえじゃなくてママって呼びなさ~い!」みたいな感じだし…

 

なんか娘がディルドとか武器に戦ってるシーンとか、要らなくない?指がソーセージになっちゃう世界の描写とか要らなくない?

RRRも相当長いなと思ったけど、それより体感時間長い。(上映時間はRが三時間でエブエブ2時間半くらい)

RRRより全然切れるシーン多いよ。もっとコンパクトにまとめられるじゃん。飽きちゃう。

 

親子の絆いうけど、なんか娘がレズビアンなのとか、とにかく今までのすれ違いや思春期(すぎてるけど)の鬱憤を主人公のおばさんが本心から受け入れる過程がいまいち戦いじゃよくわからんかった。なぜありのままでもいてくれるだけでいいのよってなるの?クレしん映画の方が分かりやすくない?

愛とか、理解とか結局そういうものはマルチバースの戦いから得られなかったように思った。

 

なんかマルチバースシーンも画面がチカチカネチネチしてるしポリゴン症候群なるかとおもったわ。

 

けどカンフーシーンはめっちゃよかった。

のと、ミシェルヨーでもこんな髪の毛ボサボサですれたおばさんみたいな風に演出できるのすごい…逆にメイクアップしたミシェルヨーってめっちゃ美人だなあとおもった。

そして底辺中華系アメリカ人って髪ボサボサ、ノーメイク、袖無しダウンみたいなステレオタイプあるの?てかもろもろの描写、中華系アメリカ人のステレオタイプなのこれは?

確定申告ごまかして必要経費に適当なもの入れて中国語しかわからないふりするのってかなり最悪な感じのイメージになってないですか?ったいう……

ヤングシェルドンでも確定申告の監査は大変そうだったから、アメリカの確定申告ってこんな鬼のような感じなのかね。

 

アカデミー賞はよくわからん。

 

私はもう見ないけど他の人には見てほしい!以上!✨✨✨ちなみにIMAXじゃなくてもよいと思う。